諸屯

琉球舞踊古典女七踊り、第六弾は「諸屯(しゅどぅん)」です。


撮影日:2019年3月31日

踊り:親川あやのさん

夫に先立たれた女性の踊り。古典女踊りの中でも最も難易度が高いと言われる踊りです。儚さを湛えながら、哀しみを纏いながら。美しい思い出とともに強く、そして弱く舞います。その歌詞は次のようになっています。


思くとぅのあてぃん

他所に語らりみ

面影と連れて

偲でぃ拝ま


思いつめたことがあっても他人に語れないこともある。あの人の面影を抱きながら昔を偲ぶ他はない。


枕並べたる

夢のつれなさや

月や入りさがてぃ

冬の夜半


枕を並べて寝ている夢から覚めたときのつれないことよ。月が西に没し去ろうとしている冬の夜中。

別て面影の

立たば伽みしょれ

なれし匂い

袖に移しあもの


お別れして後、私の面影が思い出されたときのために私の普段着をあげておきます。袖に私の匂いが移っていますから。


(上記の歌詞の意味は、書籍やインターネット上の情報を参考に上田自身が編集して載せたものです。)

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