柳
琉球舞踊古典女七踊り、最後は「柳(やなじ)」です。
撮影日:2019年7月13日
踊り:仲嶺夕理彩さん
花籠、柳、牡丹、手踊り、梅と、持っているものを変えながら踊る独特の琉球古典舞踊です。自然を人間の機微に例えながら人のあるべき姿を感じさせてくれる、そんな踊りです。その歌詞は次のようになっています。
飛び立ちゆる蝶
まづよ待て連れら
花のもと我身や
知らんあもの
飛び立つ蝶よ暫く待っておくれ、私はまだ花がいっぱいに咲いている所を知らないのだから(一緒に連れて行っておくれ)。
柳は緑
花は紅
人はただ情け
梅は匂い
柳の本領は緑、牡丹の素敵なところは紅色、人の良さはただ情けを尽くすところ、そして梅が優れているのは香り。
「ただ情けを尽くす」といった表現など、端的な表現で深い悟りを呼び起こすような、まさに教訓歌とも言える歌詞にのってゆったりと踊られます。
(上記の歌詞の意味は、書籍やインターネット上の情報を参考に上田自身が編集して載せたものです。)
0コメント