琉球舞踊写真集 舞踊家のご紹介3
次にご紹介するのは、富原結さん(「本貫花」)。
実は、モデルになっていただいた他の方々は、舞台で踊っているところや演じているところを私自身が実際に何度か拝見したことがある方ばかりなのですが、富原さんに関しては、伊野波節を担当してくださった福島さんに見せていただいた1枚の写真だけでモデルを依頼しました。
本貫花は(私の解釈では)初恋の踊り。その自分のイメージにピッタリの人を決めあぐねていたときに見たその写真には、幼く見える小さなお顔の、まさに私の本貫花のイメージにピッタリの方でした。
人生のうりずん(若夏)の踊りを、ぜひうりずんの季節に撮りたいと考えていたのですが、早くしないともうすぐ梅雨に入ってしまう時期。そのため、依頼してすぐに撮影の打ち合わせをさせていただきました。打ち合わせ時は、富原さんご自身がモデルにふさわしいかどうかについてあまり自信がなかったようですが、私自身にとってはそのような印象も含め、本貫花にますますピッタリなイメージ。この方で間違いない!と思うに至りました。
そして、実際に撮影現場の知念城跡で撮影を進めていると、何度か神がかったようなシーンに出くわしました。富原さんの雰囲気、風、光。自分たち以外に誰もいない知念城跡で、カメラのシャッター音だけが響く空間は、とても充実した時間でした。その撮影結果は、写真集に掲載した写真のとおりです!!この時の写真は表紙にも採用しました!!
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