琉球舞踊写真集 舞踊家のご紹介2

次にご紹介するのは、知念亜希さん(「天川」)。

とにかく驚きました。まさに天から降りてきたかのような方です。どこか人間離れしたような存在感。お話しをすればとても物腰が柔らかく、隙もあるような印象ですが、ひとたび踊り出すとすべてが完璧で感嘆してしまいます。

以前、舞台で「土精」(字のごとく「土の精」の役)という作品を踊られているのを拝見させていただいたのですが、まさに天から降りてきたような存在感がピッタリあてはまる役柄でした。また「王女御嶽」というお芝居では王女を演じられていましたが、これもまったく違和感がありませんでした。天才なのか努力の賜物なのか、それともその両方の掛け算なのか、凡人である自分には計り知れませんが、あらゆる人から慕われ、尊敬されていることは間違いありません。

そんな知念さんに天川を依頼させていただいたのは、喜びや幸せの中にも一抹の不安や哀しさみたいなものを表現していただけるのではないかと思ったからです。福州園で撮影したことで少し位の高い女性にも見え、手踊りの美しさがさらに輝きを増しました。ブラシノキの花も満開。春の柔らかな陽が注ぐ暖かい日でした。その撮影結果は、写真集に掲載した写真のとおりです!!

0コメント

  • 1000 / 1000